ビットコインの次はリップル?未来の送金技術

暗号通貨を知る

リップルという暗号通貨(仮想通貨)をご存じでしょうか? 暗号通貨(仮想通貨)といえばまずビットコインを思い浮べるかもしれませんが、リップル(XRP)にも人気が集まっています。リップルとはいったいどのような暗号通貨(仮想通貨)なのでしょうか? そして、なぜ話題になっているのでしょうか。その人気の秘密を探っていきたいと思います。

リップル(XRP)とは?

リップルをワンセンテンスで説明すれば、「ブロックチェーンを使わない送金・決済システムおよび、暗号通貨(仮想通貨)の名称」といえるでしょう。多くの暗号通貨(仮想通貨)はブロックチェーン技術を使用して送金データを蓄積することで価値の保証をしています。しかし、リップルはこのブロックチェーン技術を使用していません。

リップルを運営するクリス・ラーセンCEO(最高責任者)によれば、「我々はビットコインのようにシステムの維持を不特定の技術者に外部委託し、対価としてデジタル通貨を与える『マイニング(採掘)』の仕組みを持たない。確かに我々もビットコインのようなデジタル通貨として資産を持つ。ただ、流通量は我々が管理し、必要があれば開発への貢献者に分配している。技術革新を進め、取引を活性化させる十分な動機づけになっている。リップルを使った取引が増えれば、媒介としてのデジタル貨幣の資産価値も高まる仕組みだ(日本経済新聞、2014年12月14日)」ということです。

それではリップルは何を目的として作られたのでしょうか。それは「価値の移転(the transfer of value)」です。例えば、国際送金がその例です。リップルは金融機関向けに国際送金を安く、速く、安全に行うための設計となっています。ですから、円、ドル、ユーロなどの法定通貨を送金するときにリップルをブリッジ通貨とすることを想定しています。

2018年7月現在、リップルの時価総額はビットコイン、イーサリアムに次いで第3位。トランザクション(暗号通貨(仮想通貨)の取引データ)だけを見れば、リップルはすでにビットコインを抜いています。取引量が増えていれば、それだけ需要があるということなので、今後の価格上昇に期待が高まっています。

リップルの特徴、利用するメリットとは?

金融機関向けに作られたリップルですが、暗号通貨(仮想通貨)としてはどのような特徴があるかを見ていきましょう。

  • 送金が速い

既存の金融機関を使って海外にお金を送る場合、どれくらい時間がかかるかご存じでしょうか? 送金する側の銀行、受け取る側の銀行の他に、中継銀行が入り、一般的には約3~5日もかかるといわれています。さらに銀行は休みがありますので営業日の中での3~5日ということです。また、海外の金融機関との手続きが多いため、送金した資金が行方不明になるトラブルもあります。このように時間や手間のかかる海外送金を便利に素早く行えるのがリップルです。リップルなら世界中どこへでも4秒で送金することができます。これがイーサリアムなら2分以上、ビットコインは1時間以上かかってしまいます。

  • 手数料が安い

海外に送金する際に、間に複数の金融機関が入らないので手数料は安くなります。

  • 拡張性が高い

リップルなら24時間365日、毎秒1,500件の取引を処理することができます。なお、イーサリアムは15件、ビットコインは3~6件の処理能力しかありません。 これだけでもリップルの圧倒的な性能を理解できると思います。

リップルの将来性

リップルの優位性を考えれば、多くの企業が注目することは明らかです。その証拠にすでに多くの銀行や大企業がリップルとの提携を表明しています。例えば、イングランド銀行をはじめとした世界各国の中央銀行との提携が発表されています。その他、Google(Googleベンチャーズ)がリップルに出資していることは有名で、日本企業ではSBIグループがリップルに力を入れています。暗号通貨(仮想通貨)としての特徴だけではなく、既存の金融機関や企業との連携を密にとっていることが、リップルの将来が期待されている理由でしょう。

将来性のあるリップルに期待大

今まで見てきた通り、リップルには他の暗号通貨(仮想通貨)と差別化できる特徴が多くあり、安心感のある大企業とすでに手を組んでいます。このようなメリットがリップルの人気の秘密ではないでしょうか。ビットコインだけでなく、リップルのようなアルトコインは無数にあります。将来性を考えてさまざまなアルトコインで資産運用してみるのはいかがでしょうか。 

参考: