なぜイーサリアムが注目されているのか?スマートコントラクトを知ろう

暗号通貨を知る

イーサリアムという暗号通貨(仮想通貨)をご存じでしょうか? イーサリアムはアルトコイン(ビットコイン以外の暗号通貨(仮想通貨))のなかで最も有名なコインと言っても過言ではありません。暗号通貨(仮想通貨)取引をしている人は知っておくべきだと言えるでしょう。今回は、そんなイーサリアムの特徴である「スマートコントラクト」を中心に、イーサリアムについて解説していきます。

イーサリアムの概要

イーサリアムの誕生や時価総額など概要は以下の通りです。

  • 2014年にプレセール開始、2015年に日本でも取引開始
  • スイスに設立されたイーサリアム財団が運営
  • 2018年7月時点の時価総額は46,883,249,468.3ドル(2018年7月23日時点)

イーサリアムは、上記のように誕生して4年程度の暗号通貨(仮想通貨)です。「発行枚数×通貨価格」で算出される時価総額は、ビットコインに次ぐ第2位であり、日本円にして5兆円を超えています。この規模は、日本の株式市場でいうと、日本郵政やリクルートホールディングスと同じくらいの規模です。

このように、イーサリアムは暗号通貨(仮想通貨)のなかでも人気がある通貨であり、その人気の主な理由はスマートコントラクトという機能が備わっている点です。

スマートコントラクトとは?

次に、イーサリアム最大の特徴であるスマートコントラクトについて解説します。
スマートコントラクトとは、簡単にいうとブロックチェーンに契約の仕組みを組み込んだ技術です。従来、ブロックチェーンは契約までは成立が不可能でした。例えば、「AからBに○○ビットコイン送金」という記録をひとつのブロックにします。そのブロック(取引記録)をチェーンのようにつないでいくのがブロックチェーンの仕組みです。
スマートコントラクトが備わっているブロックチェーンでは、「AがBに○○円送金したら、30日後に××円にして返還する」という契約を自動で組み込むことができます。

スマートコントラクトの事例

スマートコントラクトに似た事例としては、身近なものでは自動販売機が挙げられます。自動販売機で飲み物を買うときは以下の流れになります。

1.所定の金額を入金する

2.欲しい飲み物を選択する

3.商品が提供される

実は、この一連の流れには「消費者が○○円入金する→商品を提供する」という契約(のようなもの)が組み込まれているのです。もちろん、自動販売機はブロックチェーン技術を利用しているわけではありませんが、スマートコントラクトの仕組みとしては自動販売機が分かりやすいでしょう。

スマートコントラクトが変える未来とは?

先ほど例に出した「AがBに○○円送金したら、30日後にBはAに××円にして返還する」という行為。従来、これは第三者が保証する、もしくは別紙で特約や契約書を締結することで成立していました。 それを「お金の支払い→受け取り」というフローだけで契約も同時に行うことが可能です。

例えば、レンタカーを借りるときに、スマートコントラクトの機能を備えたイーサリアムで支払えたとします。従来は、レンタカーの店舗に行き車を選び、契約書にサインするという作業が必要です。しかし、スマートコントラクトなら以下の流れで借りることが可能になります。

1.近所の駐車場で車を選ぶ

2.タッチパネルで契約書面をチェック

3.イーサリアムで支払い

4.車を所定の場所に返して自動決済

上記はあくまで一例なので、やり方はいくらでもあるでしょう。ただ、総じて言えるのは、スマートコントラクトを利用することで「仲介人」が不要になるということです。今回の場合、仲介人とはレンタカー店の店員さんのことです。つまり、「支払い」に契約機能を付けることで、世の中から「仲介(仲介コスト)」を省くことができます。

これは、従来の商慣習を180度変える画期的な仕組みです。だからこそ、スマートコントラクトを備えたイーサリアムが注目され、時価総額第2位の規模までになっているというわけです。

暗号通貨(仮想通貨)の特徴を学ぼう

このように、イーサリアムが注目された大きな理由は、ブロックチェーンにスマートコントラクトという画期的な仕組みが備わっていたからです。暗号通貨(仮想通貨)の価格は、その通貨の持つ特徴を強く反映します。そのため、スマートコントラクトが今後どの程度世の中に浸透し、需要が増すのかという点がイーサリアムの今後の価格に影響を与えていくでしょう。

参考: