高利回りが期待できる投資プログラムhyip(ハイプ)!利用する際の注意点は?

暗号通貨トピックス

hyip(ハイプ)という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 高利回りを条件に資金を集め、投資家へ月利30%以上とも言われる配当金を分配する投資プログラムです。利回りだけ見ると魅力的な投資先ですが、hyipにはリスクもあります。利用する前にhyipのリスクについて知っておくことが大切です。ここでは、hyipとはどのような投資プログラムなのか理解し、利用する際の注意点を確認しましょう。

hyipとはどのような投資プログラムなのか?

hyipは高い配当金が期待される投資プログラムです。実際、どのような方法で運営されているのでしょうか。ここでは、高利回りを条件に資金を集めている投資プログラムhyipについて、意味や仕組みを解説します。

hyipとは

hyipとは、「High Yield Investment Program」の略で、高配当を狙う投資プログラムのことです。ビットコインを使った投資も多く、ネット上でも話題になっています。口コミでは「儲かった」と言う人がいる一方で、「詐欺だ」と言う人もいるのが現状です。
hyipの特徴は、ほかの投資ではあり得ないほどの高い利回り。月利30%という高利回りを目指すプログラムもあります。hyipでは暗号通貨(仮想通貨)の他、さまざまなビジネスが投資対象とされています。

hyipの仕組み

hyipは、投資プログラムを運営する会社が投資家を募り、集めた資金を運用することで高い配当を分配します。仕組みは次のとおりです。

  1. 大口の投資家を対象に投資を募る
  2. 高利回りのビジネスや投資案件に投資する
  3. 投資家に配当を分配する

hyipの多くは、MLM(Multi‐Level Marketing)と呼ばれるビジネス手法で運営されています。MLMとは、一般的には商品を購入した人が新たな顧客を紹介することで報酬を得るシステムのことです。日本では「マルチ商法」「ねずみ講」などと呼ばれ悪いイメージを持つ人も多いですが、法律で定められた規制の範囲内であれば違法性はありません。hyipの場合、投資家が新たな投資家を集めることで、紹介料としての報酬と配当金の両方を受け取ることができます。

世界中から投資家を募り、資金を集めて運用するため、資金は暗号通貨(仮想通貨)で集められることが多いようです。また、暗号通貨(仮想通貨)は資金集めとしてだけでなく、投資案件としても利用されています。将来性の高い暗号通貨(仮想通貨)へ投資することで高利回りを目指しているのです。

hyipのリスク

高利回りを期待できる一方で、hyipにはリスクもあります。投資をする際には、リスクを十分理解したうえで行う必要があるでしょう。hyipのなかには、詐欺であることが明らかになったものもあります。hyip詐欺には特に注意が必要です。

投資資金の保証がない

株式や暗号通貨(仮想通貨)への投資と同様、hyipも投資資金の保証はありません。そのため、運用がうまくいかないと、元本割れを起こすリスクがあります。実際に、元本が戻ってこないというケースも多いのが実情です。投資先を選ぶ際には、会社の信用度はもちろんのこと、どのようなビジネスへ投資するのか、事前に調べておくことが大切です。hyipへ大切な資産を預ける際は、安全性を重視して選びましょう。

会社が破綻する可能性がある

hyipを運営する会社のなかには、ビジネスに失敗し、破綻したところもあります。万が一、投資先の会社が破綻した場合、配当が受け取れなくなり、投資した資金も戻ってこなくなる可能性が高くなります。過去に、当初は高い配当を出していた会社が突然破綻するというケースもありました。破綻後は公式サイトもなくなり、連絡が取れない状態となっています。

出金できなくなることもある

運用がうまくいかなくなると、出金が制限されたり、出金できなくなったりする可能性があります。hyipの多くはギャンブル性が高く、投資先が暴落すると一瞬で資金を失ってしまうこともあるのです。また、詐欺も多く、集めた資金を返金しないまま行方が分からなくなる会社も実際に存在しています。

hyipの詐欺事例

これまでにも多くのhyip詐欺が発生しているのが実情です。実際に発生した有名なhyip詐欺の事例を紹介します。

  • ライトライズ

2017年には、「ライトライズ」という会社が1億ドル以上の出資金を抱えたまま行方が分からなくなりました。「ライトライズ」はイギリス政府公認を騙って設立された会社で、当初は優良投資先と考えられていました。月利40%という配当で、毎日利息が受け取れるということもあり、かなりの出資金を集めていたと見られています。しかし、2017年3月ごろから出金できなくなり、結局は詐欺だったことが明らかになりました。2018年現在は公式サイトも消滅し、連絡が取れない状況です。

  • D9クラブ

「D9クラブ」は2003年にブラジルで設立され、船舶の貨物に関する投資で日利10%という破格の収益を掲げて、資金集めを行っていた会社です。出資者はD9クラブの会員になることで、利益の1%を配当として受け取れる仕組みでした。しかし、2017年に入ったころから配当が途切れるようになります。2017年4月には出資金の出金ができなくなり、詐欺だったことが発覚。2018年現在、公式サイトは閉鎖されています。

hyipを利用する際の注意点

hyipを利用する場合は、リスクがあることを十分理解したうえで投資をするべきです。できるだけ安全に資産運用するためには、注意すべきポイントがあります。ここでは、hyipを利用する際の注意点を確認しましょう。

投資先を確認すること

hyipへ投資する際には、投資会社の運営状況、資金管理の方法、案件の内容などをよく確認することが大事です。インターネット上には、hyipの状況を確認できる「hyipモニター」というサイトも多数存在します。なんとなく儲かりそうだからという理由で投資するのではなく、実際に稼働しているのか、信頼できる案件なのか事前にチェックしましょう。ただし、調べた時点では稼働していても突然閉鎖してしまう可能性もあるため、多額の投資には注意が必要です。

余剰資金で投資すること

hyipに投資する場合は、必ず余剰資金で投資することが重要です。その他の投資と同じく、hyipにも投資資金の保証がないため、最悪の場合すべての資金を失ってしまう可能性もあります。たとえ何回か高配当が受けられても、いつまで配当が受けられるのか分かりません。実際に稼働しているhyipのなかには、投資というよりはギャンブル性の高い案件が多いと言われています。ギャンブル性の高いhyipへ投資をする場合には、慎重に検討する必要があるでしょう。

複数の会社へ分散投資すること

hyipへ投資をするときは、ひとつの会社へ投資をするより複数の会社へ資金を分散して投資した方が、リスクを低く抑えることができます。ただし、その場合もそれぞれの会社の信用度は確認しておくことが大切です。特に、hyipの場合は新しい投資対象ということもあり、法整備も整っていません。ネット上では、現在運営されているhyipのほとんどが詐欺なのではないかという口コミもあり、投資先はかなり慎重に選ぶ必要があります。

hyipへの投資は慎重に!運営状況を事前に確認しよう!

hyipは高利回りが期待できる投資プログラムです。しかし、リスクが高く、投資した資金が戻ってこない危険性もあります。運営会社のなかには、詐欺まがいの会社も多数含まれていると言われています。そのため、hyipを利用する際には、投資先の会社や案件の内容についてよく調べておくことが大切です。また、順調に運用されている場合でも、追加投資をする場合は慎重に検討しましょう。

 

参考: