暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の時価総額から読み取れること

暗号通貨を知る

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)では、そのコインがどれだけの価値を持つのか、時価総額からも読み取ることができます。投資を行う際には、時価総額もチェックしておきましょう。ここでは、時価総額を見るときの指標や時価総額ランキングから見える、購入しておきたいコインの見極め方について紹介します。

 

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の時価総額ランキング

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の時価総額は、コインの発行枚数にコイン1枚あたりの価格を乗算し求めることができます。コイン1枚あたりの価値だけでなく、そのコインが市場においてどれだけの影響力があるのかも確認できるのが時価総額です。

はじめに、20192月現在の暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の時価総額ランキングを紹介します。

1位は暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の祖、ビットコインです。時価総額は、日本円にして65,8479,2559,447円となっています。現在の流通量は1,7524,050 BTCです。サトシ・ナカモトの論文から生まれた世界初の暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)は、誕生から10年経った今でも不動の1位を誇っています。

2位は、リップル社が発行するコイン、XRP(エックスアールピー)です。1XRPあたりは32円前後と小さいのですが、流通量が4116,9202,069 XRPと多いため、時価総額は13,2153,005914円となっています。今後、あらゆる通貨をつなぐブリッジ通貨として、世界中で活躍する可能性を秘めた、将来性のあるコインです。

3位は、スマートコントラクトや分散型アプリケーションのプラットフォーム機能を持つイーサリアムで、12,099570693円です。流通量は14753,537 ETHです。イーサリアムは、今後も世界経済にプラスの影響を与える可能性が高いため、多くの人が保有し取引を行っています。

4位には、イーサリアムと同様に、分散型アプリケーションのプラットフォームの機能を持つEOS(イオス)が入っています。時価総額は2,3534,6646,723円です。EOSはイーサリアムを超える機能を持つとされ、ユーザーから大きな期待が寄せられています。今後の価格の動向にも注目です。

5位は、ビットコインのハードフォーク(仕様変更)によって生まれたコイン、ビットコインキャッシュです。時価総額は2,2607,3613,594円で、ビットコインとは大きな価格差があります。

このように、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の時価総額ランキングを見ると、1位と2位には大きな差があることがわかります。時価総額ランキングからも、世界初の暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)として生まれたビットコインの人気の強さをうかがい知ることが可能です。

時価総額ランキングを確認することで、多くの人が保有し取引している人気のコインはどれなのかが一目でわかります。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)投資を行うのであれば、時価総額はこまめにチェックしておきましょう。

 

時価総額からわかること

時価総額ランキングから読み取れることはいくつかあります。時価総額をチェックする際、大切なのは、現時点のデータだけでなく、過去にまでさかのぼったデータをチェックすることです。そうすることで、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の市場全体の動向を読み取ることができます。
あるときのデータでは市場全体の暴騰が、あるときのデータでは市場全体の暴落がみられるかもしれません。市場全体の動きと反発するように、全体が下がっているときに時価総額を上げているコインもわかるようになるでしょう。今の価格は底値なのか、それともさらに下がるのか、これから上がりそうかなども、過去の時価総額データの推移である程度予想することができます。将来有望なコインや、最近人気のコインも見つけられるかもしれません。時価総額は、中央機関を持たない暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の、今後の値動きを予想するひとつの指標にもなります。

 

時価総額を投資に利用する方法

時価総額はCoinMarketCapから確認できます。また、このサイトを見ると、世界にはすでに2,000種を超えるコインがあることがわかります。なかには、発行量や価格がわからないものもありますが、コインの種類を数多く知ることで、投資先の選択肢も増えるでしょう。
CoinMarketCapを利用するときには、24時間の取引量と価格の変化に注目しましょう。そのコインの直近での値動きが確認できます。

ビットコインと同様の値動きを見せるもの、全く異なる値動きをするものもあります。何度も値動きをチェックするうちに、ビットコインと連動して値が動くコインと、連動しないコインがわかるようになります。
ビットコインと連動して値が動くコインは、初心者でも投資判断がしやすいコインといえます。しかし、ビットコインが値下がりすると、同じように価値が下がってしまう点には注意が必要です。ビットコインやビットコインに連動して値が動くコインばかり保有していると、一気に資産が目減りしてしまうこともあります。リスクを分散するために、ビットコインと連動するもの、しないものをバランスよく保有しましょう。

 

時価総額とファンダメンタルズ分析

時価総額は、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)投資において、ファンダメンタルズ分析を分析材料のひとつとして利用することも可能です。ファンダメンタルズ分析とは、株式投資において使われる投資のための分析方法のひとつです。

ファンダメンタルズ分析では、株式の本質的価値と市場の株価に大きな隔たりがあったとしても、いずれは本質的な価値に近づくという考えのもとに相場を予想します。例えば、ビットコインの価値が1BTC50万円と考えられる場合、市場価格が20万円のときには上昇が見込まれます。また、市場価格が100万円のときには下落が見込まれる、というように予想するのです。

本質的な価値よりも市場価値が高ければ売り、本質的な価値よりも市場価値が低ければ買う。これを繰り返すことで、利益を得ることができます。日々のチャートやレートを確認する必要がないため、初心者でも取り組みやすい投資法です。

時価総額を見て、値が下がり続けているコインがあったとき、そのコインにはそれ以上の価値があると判断した場合には買い時です。今後、世界経済にプラスの影響を与えそうなプロジェクトに関連しているコインは要チェックです。
反対に、プロジェクトに将来性を感じられないのに値上げを続けているコインは、本質的な価値よりも値が上がってしまっている状態かもしれません。急騰したコインがあったときには、その本質的な価値を考え、売り時を見極めましょう。

株式のように価値を測ることができない暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)へ投資を行う際には、最新のニュースとあわせ、時価総額の動きも確認しましょう。

 

時価総額をこまめにチェックしよう

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の時価総額から、さまざまなことが読み取れることがわかりました。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)投資の指標にすることもできますし、どのコインを購入したらよいのかという判断にも利用できます。時価総額がわかるサイトでこまめにチェックし、売り時と買い時を逃さないようにしましょう。

 

参考:

仮想通貨の時価総額ランキング|Bit Management

仮想通貨の流通量・時価総額ランキングを一挙紹介 ビットコインだけじゃない!|ZUU online

仮想通貨市場の上昇を示唆する時価総額のデータからわかることとは?|Coin Choice

証券用語解説集 ファンダメンタルズ分析(ふぁんだめんたるずぶんせき)|野村證券