暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のボラティリティが大きい理由と注意点

暗号通貨を知る

投資リスクを判断するための基準のひとつに、ボラティリティといわれる指標があります。価格変動の大きさを表す指標で、大きいほどリスクが高いといえます。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)はボラティリティが非常に大きい投資対象となるため、投資する際にはリスクを十分理解しておく必要があります。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のボラティリティが大きい理由、変動幅が大きくなるタイミング、取引する際の注意点を見ていきましょう。


ボラティリティが大きいとはどういうこと?定義や見方を解説

ボラティリティは、投資のリスクを知るために使われる指標です。ボラティリティが大きいとはどういうことなのか、定義や見方を解説します。

ボラティリティの定義

ボラティリティとは、投資銘柄の一定期間の価格変動の大きさを表す指標のことです。指標はパーセントで表示されます。「ボラティリティが大きい」とは価格変動が激しいことを指し、「ボラティリティが小さい」とは価格があまり変動しないことを意味します。ただし、どれくらいの期間の価格変動を対象にするかによって、変動率は異なります。同じ金融商品でも、計測期間によってボラティリティが変わってくるのです。そのため、投資期間によって使い分ける必要があります。

ボラティリティの種類

ボラティリティには、主にヒストリカルボラティリティとインプライドボラティリティの2種類があります。ヒストリカルボラティリティは、過去のデータにもとづいた変動率を示す指標で、インプライドボラティリティは、将来の変動率を予想する指標です。将来の価格を予測して売買権を得るオプション取引では、インプライドボラティリティが利用されます。インプライドボラティリティには市場参加者の将来への期待や予想が反映されるため、今後の価格変動を予測できることが特徴です。

ボラティリティの見方

ボラティリティが大きい投資対象は、価格変動が激しいためリスクが高いと考えられます。しかし、短期間で売買する場合、利益が得られる機会が多いというメリットがあります。一方、ボラティリティが小さい投資対象は、リスクは低いものの、利益が得られる機会が少ない商品です。短期間で売買して利益をねらうよりも、長期投資で安定した利益を得るのに適しているといえます。ボラティリティの大きさによって投資手法を変えることも、リスクを抑えながら投資を継続させるひとつの方法です。


暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のボラティリティが大きい理由

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)は、ボラティリティが大きい投資対象です。そのため、急激な価格変動に気をつけながら取引する必要があります。では、なぜ暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のボラティリティは大きいのでしょうか。

市場規模が小さい

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)は、2017年から2018年にかけて急激に取引量が増加しました。しかし、株や為替取引に比べると、市場規模はまだまだ小さいのが実情です。市場規模が小さい場合、大口の取引によって価格が大幅に変動する可能性があるため、ボラティリティが大きくなる傾向があります。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のなかでも、特に市場規模が小さいマイナーコインはボラティリティが大きく、リスクも高いといえるでしょう。

ストップ高やストップ安がない

株式市場では、株価の急激な変動を防ぐため、1日の値動きに上限が設けられています。上限を超えると取引は中止されるので、市場の混乱を避けることが可能です。しかし、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)では、株式市場のようなストップ高・ストップ安のルールがなく、値動きに上限がありません。需要と供給のバランスによって、急騰したり急落したりする可能性があるのです。こうした状況からもボラティリティが大きいことが考えられるため、短期間であっても価格変動をこまめに監視する必要があります。

中央管理者が存在しない

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)には、中央管理者が存在しません。プログラムの修正や改善を行う際には、開発者やマイナーたちが話し合って決めることになります。ときには、プログラムの修正や改善をめぐり対立が起こることもあります。中央管理者が存在しないため混乱が生じやすく、価格変動に影響する可能性もあるのです。過去には、ビットコインキャッシュのハードフォークをめぐりコミュニティが対立し、価格が急落しました。このような対立は暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)市場全体に影響し、ボラティリティが大きくなる要因ともなっています。


暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のボラティリティが大きくなるタイミング

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)を取引する際には、ボラティリティが大きくなるタイミングを知っておくことが大切です。タイミングを知ることで、リスクを回避し大きな利益を得られる機会をつかむことができます。ボラティリティが大きくなるタイミングをあげてみましょう。

取引所への新規上場

株式市場では、値上がりが期待されている新規公開株が上場すると、上場直後から急激に株価が上昇することがあります。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)でも、新たな銘柄の取り扱いが始まると、ボラティリティが大きくなる傾向があるのです。特に、注目されている銘柄が上場すると、投資家から多くの資金が集まります。ユーザー数の多い取引所に上場したときは注目度も高く、ボラティリティにも影響を与えます。ユーザー数が多い取引所では、資金の流動性が高いため、多くの取引が見込まれるからです。

市場関係者の発表

市場関係者の発表により、ボラティリティが大きくなるケースもあります。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のプレスリリースや企業提携などのニュースが発表されると、価格が上昇するためです。逆に、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の規制やハッキングなど、ネガティブなニュースが流れると、急激に下落する可能性もあります。そのため、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)関連のニュースは、いち早くチェックすることが大切です。

政治家や著名人の発言

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)に関する規制や将来性について、さまざまな政治家や経済界の著名人が発言しています。政治や経済に影響力のある人の発言により、ボラティリティが大きくなる可能性もあるのです。また、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)取引で、過去に大きな利益を得たトレーダーの発言も注目されます。こういった発言はSNSを通じて発信されることが多く、多くの投資家に影響を与えます。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)を取引する際は、政治家や著名人の発言にも注意が必要です。


暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のボラティリティに関する注意点

ボラティリティが大きい暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)を取引する場合、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。ここでは、取引する際の注意点を解説します。

アルトコインはボラティリティが大きい

アルトコインはビットコインの価格変動の影響を受けやすく、ボラティリティが大きくなる傾向があります。つまり、ビットコインよりもさらにリスクが高い投資対象ということです。特に、取引量が少ないマイナーコインはボラティリティが大きく、大口の取引によって急騰・急落する可能性があります。そのため、アルトコインを取引する際には、取引金額に注意が必要です。ボラティリティの大きい銘柄ほどリスクが高いため、少額取引が適しています。アルトコインでレバレッジをかけた取引をする場合は、できるだけ倍率を低くしたほうがよいでしょう。

取引所によるボラティリティの違い

暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の場合、取引所によってボラティリティが異なるため、指標がひとつではない点にも注意が必要です。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の価格は取引所によって異なります。そのため、ボラティリティも取引所によって違いがあるのです。たとえば、ビットコインのボラティリティも値はひとつではありません。暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)のボラティリティは、あいまいな値になっているため、参考にする際に注意が必要です。

ボラティリティに対するリスク管理

ボラティリティの大きい投資対象への投資は、ハイリスクハイリターンです。大きな利益が期待できる一方で、予想外の値動きをしたときの損失も計り知れません。損失をできるだけ軽減するには、しっかりとリスク管理することが大切です。たとえば、レバレッジをかけた取引では、倍率を低めに設定する必要があります。また、予想に反した値動きをした場合も、損切りで損失を抑えることが大切です。取引はできるだけ冷静に判断し、大きな損失を出さないための対策をしておきましょう。


暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)取引はボラティリティの大きさに注意!

ボラティリティが大きい暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)は、短期間で利益を数倍にできる可能性があります。しかし、利益だけでなく損失も大きくなる可能性があることを忘れてはなりません。着実に積み上げてきた利益が一瞬でなくなってしまうこともあるのです。そのため、暗号通貨(仮想通貨、暗号資産)の取引をする際は、リスク管理を徹底することが大切です。ボラティリティの仕組みを知ったうえで、冷静に価格変動に対応していきましょう。

参考:

ヒストリカルボラティリティ(とりかるぼらぃりてぃ)|東海東京証券

トコインのボラティリティ(Volatility)とは?高い理由・メリットとデメリットについて解説|CRIPCY

ボラティリティとは?特徴やチャートの見方、活用方法を画像付きで解説!|かそ部

ットイン・ボラティリティ指数|Buy Bitcoin Worldwide