暗号通貨(仮想通貨)の価値を見極める!ホワイトペーパーを読むメリット

暗号通貨を知る

政府や企業が発行する公開文書のことをホワイトペーパーといいますが、暗号通貨(仮想通貨)やトークンにもホワイトペーパーが存在します。ホワイトペーパーには、その暗号通貨(仮想通貨)の価値を見極めるために重要な情報が含まれています。暗号通貨(仮想通貨)に投資をするなら、ぜひ読んでおきたい文書です。今回は暗号通貨(仮想通貨)のホワイトペーパーはどこで読めるのか、ホワイトペーパーを読むメリットを紹介します。

暗号通貨(仮想通貨)におけるホワイトペーパーとは?

暗号通貨(仮想通貨)は2018年10月現在、1000種類以上存在するといわれています。これほど数多くの種類があると、どの暗号通貨(仮想通貨)に投資するべきなのか判断するのは難しいでしょう。そこで、重要な情報源となるものがホワイトペーパーです。暗号通貨(仮想通貨)のホワイトペーパーとは、どのような内容なのでしょうか。

ホワイトペーパーの意味

ホワイトペーパーとは「白書」という意味で、もともとはイギリス政府が発行する報告書のことです。報告書の表紙の色が白だったことからホワイトペーパー(White Paper)と呼ばれていました。イギリス政府にならい、日本でも政府が発行する刊行物のことを白書と呼んでいます。さらに、企業が発行した公開文書のことも白書またはホワイトペーパーと言います。企業が発行するホワイトペーパーとは、自社製品の概要や業界の動向などをまとめた報告書のことです。このようにホワイトペーパーという言葉は、広い意味で用いられています。

暗号通貨(仮想通貨)のホワイトペーパー

暗号通貨(仮想通貨)のホワイトペーパーとは、新たな暗号通貨(仮想通貨)やトークンを発行する際に、開発者が公開する文書のことです。投資家や購入者向けに書かれた事業計画書とも言えます。ホワイトペーパーには、新たに発行する暗号通貨(仮想通貨)やトークンの活用事例、市場規模、技術などについて記載があります。ホワイトペーパーを読めば、暗号通貨(仮想通貨)の概要が分かるのです。

一方、ICOを行わず自己資金で開発した暗号通貨については、ロードマップが公開されています。ICOとは、トークンを発行することで事業に必要な資金を集める仕組みのことです。ロードマップとは、今後暗号通貨(仮想通貨)がどのように開発されていくのか、時系列にまとめられた行程表のことです。この資料により、投資家は暗号通貨(仮想通貨)の価値や今後の動向を知ることができます。

ホワイトペーパーの主な内容

ホワイトペーパーには、主に以下のような内容が記されています。

  • 開発メンバー
  • 新規に暗号通貨(仮想通貨)やトークンを発行する目的、使い道
  • 発行する暗号通貨(仮想通貨)やトークンの販売方法や配布方法、発行枚数
  • 発行する暗号通貨(仮想通貨)に使われている技術

このような内容から投資家は暗号通貨(仮想通貨)に投資するかどうかを判断します。ホワイトペーパーを読むことで、プロジェクトが実現可能なのかどうか予測することが可能です。また、その暗号通貨(仮想通貨)が将来的に普及するのか、価値が上がるのか見極めることもできるでしょう。ICOの場合は投資家から集めた資金をどのように使うのか、配当金は支払われるのかも、ホワイトペーパーでチェックする必要があります。

ホワイトペーパーはどこで読めるのか?

ビットコインをはじめとする多くの暗号通貨(仮想通貨)にはホワイトペーパーが存在します。暗号通貨(仮想通貨)のホワイトペーパーはどこで読めるのでしょうか。ここでは、ホワイトペーパーの閲覧方法を紹介します。

ビットコインのホワイトペーパー

ビットコインにもホワイトペーパーが存在します。ビットコインのホワイトペーパーとは、2008年にナカモトサトシ氏によって発表された論文のことです。「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」というタイトルで、この論文はネット上で公開されています。原文は英語で書かれ、注釈を含めて全部で9ページです。ブロックチェーンの仕組みや承認方法、新しいコインの発行についてなどが記載されています。また、ネット上では日本語訳を読むこともできます。すべての暗号通貨(仮想通貨)のベースとなるものなので、一度読んでみるとよいでしょう。

アルトコインやICOのホワイトペーパー

アルトコインやICOのホワイトペーパーは、各コインの公式サイトやコミュニティーサイトからダウンロードできます。イーサリアムやリップルなど、さまざまなアルトコインのホワイトペーパーを読むことが可能です。
例えば、イーサリアムのホワイトペーパーには、イーサリアムの開発目的、スマートコントラクトの解説、取引方法などが詳しく解説されています。
また、リップルのホワイトペーパーは、発行元であるリップル社の公式サイトから閲覧可能です。国際送金における問題点、リップルを導入するメリット、リップルのガバナンス体制などを知ることができます。このホワイトペーパーを読むことで、リップルの機能やメリット、セキュリティーなどを深く理解できるはずです。

ホワイトペーパー一覧

特定の暗号通貨(仮想通貨)だけでなく、さまざまな暗号通貨(仮想通貨)のホワイトペーパーを読みたい場合には、ホワイトペーパーが一覧表示されているサイトが便利です。「Cryptocurrency white papers」というサイトでは、500件以上もの暗号通貨(仮想通貨)のホワイトペーパーをダウンロードすることができます。アルファベット順で表示されているため、見つけやすいことが特徴です。ビットコインやビットコインキャッシュ、イーサリアムなど時価総額上位のコインのほか、マイナーコインのホワイトペーパーも読むことができます。気になる暗号通貨(仮想通貨)があれば、このサイトでホワイトペーパーを閲覧してみましょう。

ホワイトペーパーを読むメリットと注意点

ホワイトペーパーを読むことには、さまざまなメリットがあります。一方で、読む際に注意すべき点もあるので、ここで確認しておきましょう。

ホワイトペーパーを読むメリット

暗号通貨(仮想通貨)についてのさまざまな情報を入手できるホワイトペーパー。特に、以下の点は投資をする際に大きなメリットとなります。

  • 暗号通貨(仮想通貨)の価値を判断できる

暗号通貨(仮想通貨)の価値はどのように判断すべきなのでしょうか。例えば、ビットコインは決済機能だけでなく、アルトコインの取引時にも利用される基軸通貨としての価値があります。また、イーサリアムはスマートコントラクト機能、リップルは仲介通貨としての役割が価値として認められています。ホワイトペーパーを読むことで、その暗号通貨(仮想通貨)にはどのような価値があるのか見極めることが可能です。

  • ICOで集めた資金の使い道を知ることができる

投資家はICOによる事業が成功する可能性があるのか、どのように使われるのか知る必要があります。企業はICOを行う際、ホワイトペーパーで事業の概要や資金の使い道、トークンを保有するメリットなど詳細な情報を公開します。投資家はホワイトペーパーを事業が成功するかどうかの判断材料にすることができます。

  • 詐欺通貨を見分けられる可能性がある

暗号通貨(仮想通貨)の価値が高まる一方で、暗号通貨(仮想通貨)詐欺も横行しています。高配当が得られると持ちかけ、実際には発行する予定のない暗号通貨(仮想通貨)に投資をさせるケースもあります。詐欺に遭わないためには、自分で情報収集することが大事です。そのひとつの方法がホワイトペーパーで事業内容を確認することです。新しい暗号通貨(仮想通貨)に投資する際は、ホワイトペーパーで概要を調べてみましょう。

ホワイトペーパーを読む際の注意点

ホワイトペーパーは、暗号通貨(仮想通貨)に投資をする際の重要な情報源となります。しかし、ホワイトペーパーに記載されていることはあくまでも予定であり、必ず実現するとは限りません。そのため、プロジェクトが実現する可能性があるのか見極めることが重要です。ホワイトペーパーが存在していても、そもそも実現が難しいプロジェクトへの投資はリスクが高いと言えるでしょう。

また、ホワイトペーパーの多くは英文で記されているため、英語を理解できることが必要です。ビットコインやイーサリアムなど、時価総額上位の主要な暗号通貨(仮想通貨)では日本語訳も出ています。しかし、新しく発行される暗号通貨(仮想通貨)のホワイトペーパーには日本語訳がない場合がほとんどです。英語が読めない場合は、自動翻訳ツールを使ったり辞書を引いたりして読む必要があります。

ホワイトペーパーは暗号通貨(仮想通貨)を知る重要な情報源!

暗号通貨(仮想通貨)におけるホワイトペーパーは、投資をするうえで重要な情報源です。ホワイトペーパーは公式サイトやまとめサイトからダウンロードすることができます。内容を熟読することで、暗号通貨(仮想通貨)の価値や使い道が分かります。ただし、ホワイトペーパーは事業計画であり、必ず実現するとは限りません。あくまでも暗号通貨(仮想通貨)の価値を見極めるためのひとつの手段として活用しましょう。

 

参考: